ルートパスワード自由自在
(パスワードを忘れたときや、誤ってロックしたときの復旧手順)
1999-10-12 作成 福島
2000-11-06 更新 福島
Linux の場合
- 影響があまりに大きいので認証エリアに移動しました。
Solaris の場合
- シャットダウン(できないので Stop-A により強制終了)し、cdrom で再立ち上げ。
Stop-A
% boot cdrom -s
- 強制終了させたので、ルートパーティションを fsck
% fsck -y /dev/dsk/c0t0d0s0
- 既にあるテンポラリのマウントポイントにルートパーティションをマウント
% mount /dev/dsk/c0t0d0s0 /a
- shadow ファイルをいじるのでとりあえずバックアップ
% cp /a/etc/shadow /a/etc/shadow-org
- root のパスワード行を適当に作る(空で作る)
% echo 'root::::::::' > shadow.tmp
- 作った行が1行目になるように元の shadow を合成
% cat /a/etc/shadow >> shadow.tmp
- できたファイルを /etc/shadow としてコピー
% mv shadow.tmp /a/etc/shadow
- シングルユーザで再起動
% reboot -- -s
- パスワードが無い状態で立ち上がったので Enter のみで login し、passwd コマンドでパスワードを設定
- ハードディスクからリブート
% reboot
- 5〜7の作業により /etc/shadow の root が2行になっているので、1行削る
FreeBSD の場合
- リセットする(PC本体のリセットボタンを押す)
- ブート時にシングルユーザで起動する
boot: -s
- passwd コマンドでパスワードを設定する
EWS/W の場合
- 起動フロッピー、インストールCDROMをセットする
- [ESC]を押しながらシステムを起動
- メニューで"BT"を入力(ブートデバイスをFDに指定)
Setting>BT
Device?>0
- "QT"を入力するとインストーラが立ち上がるので3の保守モードを選択。
- HDDをマウントする
# /etc/fs/vxfs/mount /dev/sd/c0t0d0s0 /inst/root
# /etc/fs/vxfs/mount /dev/sd/c0t0d0s8 /inst/root/usr
- shadowを編集
# vi /etc/shadow
- マウントを解除
# umount /inst/root/usr
# umount /inst/root
- 保守モードを抜ける
# exit
- [ESC]を押しながらシステムを再起動
- メニューで"BT"を入力(ブートデバイスをHDDに指定)
Setting>BT
Device?>2
- "QT"を入力